【連載・最終回】flower y's style こぼれ話とお花ののんびりコラム Vol.12(2024.3)卒業/ミモザを長く楽しむ方法
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奥自由が丘の小さな花屋「flower y's style」がお届けするコラム。
〜 flower y's style こぼれ話とお花ののんびりコラム 〜
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卒 業
こんにちは!flower y’s styleの岡山です。
3月といえば3日の「桃の節句」、8日は「ミモザの日・国際女性デー」「春分の日」「春のお彼岸」「卒業式」など…イベントが多く、お花を贈ったりご自宅に飾る機会も増える時期。花市場も春のお花や枝物がずらり並ぶ。
梅、桃、桜、こでまり、雪柳、レンギョウ、ギンメヤナギ、万作、サンシュユ、青文字、ツツジ、木蓮など…枝物は一種活けで飾っても良い香りがして、その空間を華やかにしてくれる。長く楽しめるのも良い点。
桜のように花が散る枝でもお花が終わった後も変わらず水替えをしていると枝から葉が出てくる。
それも春の生命力を感じられて私は好き。
黄色い花が素敵なミモザも春だけ出荷される枝物のひとつ。
鉢物であれば地植えか大きな鉢に植え替えるとすくすく育つ。
大木になると本当に見事で、黄金の花が神々しく咲き誇り、まるで“神様のヤドリギ”かと思うほど素晴らしい。
いつかお庭のあるお家を買ったら必ず植えたい植物のひとつだ。
イタリアでは3月8日を「FESTA DELLA DONNA(フェスタデラドンナ)」=「女性の日」とし、男性から普段お世話になっている女性に旬のミモザをプレゼントする習慣がある。
そんな事から3月に入ると日本の花屋でもミモザがたくさん並ぶ。
春の花とも相性が良く、チューリップやラナンキュラス、ダリアなどと合わせるブーケは外さない。
この春は是非、今まで手に取った事のないお花に挑戦してみてもらいたい。
去年の4月から1年間書かせて頂いたコラムも今月で最終回。
お花の魅力について書くはずが故郷の事を書くことも多かった。
25年花の仕事をして来て、その長い年月を振り返ると、幼い頃から私の人生にはたくさん植物と関わるタイミングがあったし、私の周りには植物や綺麗に咲かせて見せてくれる花たちに感謝する大人がたくさん居た。
私が花に触れる仕事に就いたのはとても自然な事で、いつも幸せを感じている。
花は人に元気をくれるし、疲れた心を癒してもくれる。
愛を伝える事も出来るし、悲しい気持ちを癒すことも出来る。
この自然が生んだ奇跡は世界中で大昔から愛され、2024年になっても人の心を動かす。
去年から物価が上がり花の価格も高騰しているが、一本でもいい。
あなたの傍にお花を置いて欲しい、きっとあなたを癒すから。
コラムを読んでお店に会いに来てくださる方も増え、とても嬉しい。
1年間のコラムで伝えきれなかったお花の魅力がまだまだある。
だから次はお店で会いましょう。
また会う日までさようなら。
┃ミモザを長く楽しむ方法
ミモザは幹から切ってしまうと沢山つぼみが付いていたとしても、花が開く事はほぼ無い。なので、ふわふわしたミモザが欲しい場合、花屋では既に咲いているものを買いましょう。
ふわふわのミモザが手に入っても花瓶でそのふわふわを楽しめるのは2~3日くらいととても短い。
しかし花が萎んでも散るわけではないので、綺麗なドライフラワーに出来る。
せっかく年に一度の短いミモザシーズン。存分に楽しむ為に、購入したらすぐリースにして飾るのがオススメ。
飾っているうちに綺麗なドライフラワーになるし長く楽しめる。
コツは「買ってすぐリースにすること」。
ミモザはドライになってから触るとポロポロくずれやすい。なので勿体ないようですが、買ってすぐ形作るのがコツです。
flower y’s styleでは「期間限定ミモザリースレッスン」を行っています。
ご興味がございましたら是非ご連絡下さい。
ASA JIYUGAOKA × flower y’s style
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お届け時間指定OK!届いたら飾るだけ!
執筆者
flower y's style デザイナー 岡山佳子
1年間(12回)ご覧いただきありがとうございました!
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